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箱根・鷹落場~矢倉岳(870m)~洒水ノ滝

平成21年(2009)1月28日(水) 2名
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JR御殿場線山北駅から駅前道路を左方向(谷峨駅方面)へ歩く。昔ながらの商店街で銀行、ラーメン屋、食堂、肉屋、食品店などが点在している。しばらく歩くと県道に出るので県道を左方向へ進む。御殿場線の跨線橋を渡り進むと車道と区切られた歩道を行く。国道246号は上を行かず、下の歩道から246号をくぐる。酒匂川に架かる橋を渡りほどなく左手に交番があり頭上には送電線が走っている。交番の10mほど先を右折し平山集落へ入る。このあたりミカン畑が多く、一本の木には「みかんを自由にお採り下さい」と書いた立札と鋏が添えられていた。緩い坂を進むと道路は左に折れ曲がる。右側はミカン畑で道路角の電柱は2本の電柱で支えられて3本の電柱が合わさったように見える。2m幅の舗装された林道が右方向に伸びているのでここを歩いていく。(最初この林道でいいのか確信が持てなかったので、洒水の滝寄りの山道を行こうとしたが地元の人の話を聞き元のこの場所に戻る。ロスタイム25分ほどあり)
登り初め鉄塔下を過ぎてからの祠 林道終点のプレハブ小屋
道は緩やかにカーブして送電鉄塔の下を通る。梅や菜の花も咲いている。まもなく左側土手の上部に木製の祠が祭られているのを見ながら通る。林道は緩急を繰り返し蛇行しながら続く。道を間違えたのではないだろうかと不安に駆られるころ、ようやくプレハブ小屋が見えてきた。ここで道は左右に分かれている。どちらも行けそうに思えたが尾根へ登れそうな左へ進んでみる。10分ほど登ると踏み跡はなくなり藪に阻まれた。やれやれ、どうやら伐採用の作業道のようだ。やむなく元のプレハブ小屋まで戻る。(ここで今日2度目のロスタイム25分)
プレハブ小屋を過ぎて斜面沿いの山道から大野山 平塚営林署の掲示看板
右側の捲き道らしい幅広い道を行く。やがて道幅も狭まり気の抜けない山の斜面を歩くようになる。右手に大野山のカヤトに覆われた優しい山容や東名高速道路などが望める。赤い実をつけたアオキの多い緩やかな道を更に進むと、小さなカヤトがありその先に平塚営林署の看板がある。これでようやく正しいルートを歩いていると確信する。
鷹落場へ向かう途中の雰囲気の良い山道 鷹落場山頂
鳥手山の右斜面を巻くようにして進む。雰囲気の良い明るい尾根道があり好ましい。鷹落場への登りは踏み跡が薄くなり、ルートを外したような感じだったが、とにかく尾根伝いに高みを目指す。ようやく作業道らしき道がでてきて左斜面を巻きながら進む。右からの尾根に合わさり右に進むと鷹落場の山頂に達した。二等三角点の石柱と建設省国土地理院の白柱が立っており、近くの木には鷹落場の標識が付けられていた。南側にはこれから登る矢倉岳が望まれた。
カヤトでなだらかで丸い頂の矢倉岳 矢倉岳山頂より富士山
鷹落場からは南側(矢倉岳方面)に下れそうな踏み跡もあったが作業道らしいので自重する。山頂から北側に向かい西側に下るように進むと踏み跡にぶつかる。これを左方向に進むが幅広い尾根で次第に踏み跡が薄くなり見失う。石柱が2か所ほどあり下りながら付近を捜すと明瞭な踏み跡があった。しばらく歩いて振り返ると鷹落場が木の間越に大きく見える。清水越え(山伏平)で初めて道標が現れる。ここからは凍った道が溶けてぬかるみ始めている。12時を過ぎているので矢倉岳から降りてくる幾つかのグループと行きかう。山頂には先ほどのグループが最後だったのだろうか誰もいない。緩やかな丸いカヤトの頂きは富士や箱根の山々の絶好の展望台だ。富士が少しだけ頭を覗かせていた。雲が動き富士の姿も刻々と変化する。バーナーでお湯を沸かしカップうどんの昼食にする。ペットボトルのお茶は冷たいので沸かして飲む。やはり冬は熱いお茶がおいしい。
21世紀の森へ向かう途中から鷹落場 21世紀の森から洒水の滝への山道入口
矢倉岳を後に清水越えから21世紀の森を目指す。薄暗い針葉樹林の中を歩く。木の間越しに先ほど登った鷹落場が見え隠れする。途中沢があり泥にまみれた靴を洗う。しばらく歩くと道は二つに分かれているので右側を行く。浜居場城址という白柱があり、昔ここに城があったとは微塵も感じさせない樹林帯の中だ。21世の森、セントラル広場に出る。舗装された道路を洒水の滝の道標に従い進む。途中右手にトイレと休館中の休憩舎があった。このすぐ先の左側に木製の記念塔があり展望台になっている。更に進むと東屋があり洒水の滝へは道標に従い左に行く。周囲は野鳥の森になっている。
平山集落。青い矢印が最初の林道入口 洒水の滝。仮設観瀑台へ下る途中の林道から
山道には要所要所に洒水の滝の道標があり、それに従い進む。だいぶ高度を下げてきたところで途中から簡易舗装の道になる。登山口の平山集落が見渡せる場所にでた。写真の青い矢印の所が朝方平山集落から林道に入った所だ。三本柱の電柱が立っているのが見える。ここから少し下ると洒水の滝の全景が見えた。洒水の滝(しゃすいのたき:洒は酒ではない)の洒水とは密教用語で「清浄を念じてそそぐ香水」を指すと言われています。日本の滝百選にも選ばれている豪快な滝です。この滝は三段からなり、落差は一の滝は69m、二の滝は16m、三の滝は29mで合計114m、全景は見られないと言われています。でも冬場のためか樹木の葉が少なくほとんど全景が見えているように思えました。滝までの距離は350~400m位です。この少し下に仮設観瀑台がありほぼ同様の滝の姿が見えました。洒水の滝付近は落石防止の治山工事が行われており、本来の観瀑台や滝に近づくことはできません。しかし今日滝の全景が見れて満足しました。ここから登山口の平山を通り山北駅に着きました。途中、コンビニでビールとつまみを購入し駅前のさくらの湯で入浴する。休憩所で子供達の遊ぶプールを見ながらビールを飲み今日の山歩きの締めとしました。
コースタイム 歩行6時間30分(ロスタイム含まず)
小田急線新松田駅~JR御殿場線山北駅8:25→平山集落(林道入口でロスタイム25分)→9:55プレハブ小屋(作業道往復でロスタイム25分)10:20→11:40鷹落場→12:20山伏平→12:40矢倉岳13:30→15:00二十一世紀の森→16:30平山→16:50JR御殿場線山北駅
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