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箱根・矢倉岳~金時山(1212m)

平成20年(2008)11月30日(日)
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新松田駅から地蔵堂行きのバスに乗り矢倉沢で下りる。バス停から直ぐ右へ伸びる道路を進む。5分ほどで矢倉沢本村に着く。ここからは入り組んだ集落の道を道標に助けられて進む。茶畑のある所からは丹沢や大山が眺められた。細い舗装された道が終わると山道にかかる。
矢倉岳中腹から明神ヶ岳 矢倉岳より金時山と越前岳(右奥)
登るにつれ右方向に山が眺められる。更に登ると紅葉した木も所々に現れ左手方向には明神ヶ岳が望める。傾斜が緩み空が大きくなってくると丸くて広い矢倉岳頂上に達する。頂上は草原状で展望がよく富士山や箱根の山々が眺められる。
矢倉岳より富士山 足柄万葉公園にて
北東側の丹沢方面には木が茂っておりここだけ眺望が遮られている。とはいえ圧倒的な存在の富士山とその左に続く越前岳も遠くに見え、その手前には大きな山容の金時山が目の前に迫ってくる。870mという標高とは思えぬほど眺望のよい山である。充分展望を楽しみ写真を撮ってから西方向へ富士山を見ながらの下りとなる。
やがて暗い樹林帯の下りになるが今日は日曜日のためかすれ違う人が多い。緩い起伏を30分ほど進むと降りてきた矢倉岳が見える。ここから間もなく足柄万葉公園に上った。
足柄峠の金太郎 登山者で賑わう金時山
万葉公園を進むが途中から車道を行くようにもなる。しばらく歩くと金太郎像のある足柄峠に着いた。
金太郎伝説を現在風に述べると。
「JR御殿場線駿河小山駅の北側に金時神社があり、この辺りは中島と呼ばれています。今から千年以上もの昔、この中島に京都から見慣れない女がやってきて住みつきました。やがてその女は玉のような赤ちゃんを産み金太郎と名づけました。金太郎はすくすくと育ち熊や兎、猿や鹿を友達にして毎日山を駆け回っていました。成長した金太郎は足柄山(今の金時山)で熊と相撲をとり、母に孝行する元気で優しい子供に育ちました。その頃、足柄峠にさしかかった名高い武将の源頼光と出会いその力を認められて家来になりました。金太郎は坂田金時と名を変えて源頼光の四天王に名を連ねます。京都福知山の大江山に住む酒呑童子は都に出てきては悪いことをしていました。坂田金時はこの酒呑童子を退治して立派な武将として名をあげました。」
(しかし、坂田金時が実在した人物かどうかは定かではありません。時の藤原道長の家来に下毛野公時という武士がおり坂田金時の原型がこの人だろうと言われています。下毛野公時の死後、様々に脚色されて金時像が出来たようです。)
金太郎像と足柄山聖天堂を右手にみて、車道をそのまま行き二又を左方向に進む。右手に富士山を見ながらの車道歩きだ。林道ゲートからは舗装はなくなる。途中の猪鼻砦からも富士の眺めがよい。ここから金時山への本格的な登りになる。急登の中、アルミのハシゴが連続して現れる。30分ほどで頂上に達する。頂上はまさに登山者でごった返しているという表現がぴったりだ。金時小屋の中も客でいっぱいだ。しばらく写真を撮ったりしていると、小屋前のテーブルが空いたのでそこへ座る。ポットのお湯でレモンティーを飲み食事にする。次から次へと登ってくる人はみな一様に汗を流してくる。ここからは丹沢の塔ノ岳から蛭ヶ岳、桧洞丸あたりまでが眺められた。賑わう金時山を後に乙女峠へ向けてくだる。
長尾峠へ向かう稜線にて神山と仙石原(中央) 乙女峠にて明神ヶ岳への稜線
箱根笹が低くなっている稜線からは神山と仙石原の眺めがよい。丸い広場のような長尾山から乙女峠へは滑りやすいところもある。乙女峠では明神ヶ岳への稜線が良く見える。反対側の富士山の眺めもよい。乙女峠からは岩や石を避けながらの下りとなる。麓の樹林帯では根が露出し地面もえぐれ段差も大きく歩きにくい。乙女口ではバス便が少ないので仙石まで歩く事にする。仙石からは満員の小田原行きのバスに乗る。途中、箱根湯本付近で渋滞し遅れて小田原駅に到着した。
コースタイム 歩行5時間20分
小田急線新松田駅7:50(バス¥510)~8:20矢倉沢→9:35矢倉岳10:00→10:55足柄峠→11:20ゲート→11:40猪鼻砦→12:15金時山12:55→13:35長尾山→13:50乙女峠→14:30乙女口→14:55仙石(バス)~小田原駅
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