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丹沢・政次郎尾根~行者ヶ岳(1,209m)~三ノ塔

平成23年(2011)9月7日(水)2名
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ホタルブクロを黄色くした感じのサガミジョウロウホトトギス(相模上臈杜鵑草)
 
9月初旬ころ丹沢の沢筋にサガミジョウロウホトトギスが咲くというので行ってみることにする。最初は書策新道(カイサクシンドウ)を登ろうと思ったが、昨日の雨で水量が多そうなので政次郎尾根(マサジロウオネ)に変更する。政次郎尾根には花はないとは思うが表尾根でその花を見た人がいるようなのだ。
政次郎尾根入口の標識 最初から沢の渡渉が待っている
大倉から1時間半かけて長い林道を歩く。長いのでタクシーを利用する人がいそうなものだが、道は荒れているのでタクシーは入ってくれないのだと思う。戸沢に到着し左手に東屋とトイレの建物が出てくる。政次郎尾根入口はこの建物の直ぐ右前方だ。登山道は左手の戸沢沿いに進むが直ぐに渡渉地点が出てくる。水量はかなり多いが滑る石でないので何とか渡れる。方向を示す矢印マークは年月を経て見落としそうなほど薄くなっている。途中から丸太で土留めをした階段が出てきて、針葉樹林帯の上部まで続く。政次郎尾根の樹林帯は荒れていて下草もなく、ましてや花などは全くというほどない。
政次郎尾根上部からは行者ヶ岳の落差の大きな鎖場(中央上)が見える
かなりの急登なのでぐんぐんと高度を稼いでいくと、政次郎尾根上部からは針葉樹林帯が終わり広葉樹に変わってくる。それに伴いまわりの景色も明るくなってくる。市街地が俯瞰できるところが出てきたが、市街地はうっすら見えるが表尾根の稜線はガスに覆われている。昨日の快晴の天気予報はいったい何だったのだろうか。青空どころか今にも雨が降り出しそうな天気なのだ。対面には行者ヶ岳の一番大きな鎖場が見え、上部から鎖が2本ぶら下がっているのが見える。
沢の崖や岩の下など日の当たらないところに咲いている相模上臈ホトトギス
政次郎ノ頭に到着し行者ヶ岳方面に向かう。このあたりの深く切れ落ちた谷の斜面にはフジアザミが群生して咲いているのが見える。左手の斜面にはピンクの花が一塊咲いている。10mくらい離れているのではっきり判らないがビランジだと思う。丹沢にもビランジが咲いているようなのだ。そしてサガミジョウロウホトトギスは谷の北斜面の暗い岩の下にぶら下がるようにして咲いていた。生息地は何ヶ所かあったが少し危ない場所なのでおすすめすることができない。足場が悪く今日は曇天で暗いので撮影もうまくいかなかった。それでもひとまずは見ることが出来たのでそれはそれでよしとする。
ホトトギス(杜鵑草)。細かい斑点を鳥のホトトギスの胸の斑点に見立てた
表尾根の登山道脇にはホトトギスがあちこちに咲いている。こちらはサガミジョウロウホトトギスと違い明るい尾根筋に咲きこれが三ノ塔まで続く。
岩場に生えるヤハズハハコ (矢筈母子)
三ノ塔のフジアザミ(富士薊)。これからが時期のようで至る所に咲いていた
三ノ塔からヤビツ峠を目指して下るがここからは花の数や種類もめっきりと減る。下るにつれて天気がよくなり大山の姿も見えてきた。市街地に日が降り注いでいるのが見えガスっているのは山頂付近だけのようだった。
大倉~政次郎尾根~三ノ塔~ヤビツ峠のコース断面図
コースタイム 歩行5時間40分 距離12.41km 累積標高+1,434m -954m
小田急線渋沢駅(バス)~大倉8:30→10:00政次郎尾根入口→11:30政次郎ノ頭→(途中花探し40分)→12:50烏尾山13:10→13:45三ノ塔14:00→15:05富士見山荘→15:30ヤビツ峠(バス)15:51~秦野駅
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